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大声を上げながら
内側からガンガン扉を叩くも。
古い引き戸はびくともしない。
ただ薄汚い体育倉庫に
もうもうと埃を立てるだけだった。
「まいったな……」
かといって大人しくこんなところで
生徒たちの慰み者になるなんてまっぴらごめんだ。
僕はざっくり言っても好みの男意外に
身体を許したことはない。
「あーー!!もうっ!!」
もうあと5分、10分で奴らは現れるだろう。
自棄を起こして
詰まれたマットの上に身を投げた。
その時だった。
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