第3章

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第3章

『先生も気をつけた方がいいよ――秘密がばれないように』 そう警告されていたのにな。 「クッソ……」 ようやく 最初の1週間が終わろうという日に。 「やっぱ納得できないわ。俺たち」 「……何が言いたい?」 「どう見てもゲイだよ、先生は」 「なっ……!何言って……やめろ!」 事が起こったのは 6限目の体育の授業の後だ。 「放課後、俺たちで可愛がってやるからここで待ってな」 「おい!」 たまたま体育館の裏を通りかかった僕は 「誰か!誰かいないか?」 悪ガキどもの手で 体育倉庫に閉じ込められてしまった。
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