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「それでは駄洒落の作品を探してみましょうか」
「そのR18回文集を書いた人で面白そうなのはないですかね。
その人の作品だったらどれも面白そうじゃないですか」
看護師はそう言われて作者の作品集をスクロールしながら見ていた。
1つのタイトルに目が止まり、看護師はiPadから男性の方へ視線を向けた。
「駄洒落か分かりませんけど、“洒落た女”と言う作品がありますよ。
全33ページで今日中に読み終えれそうですよ」
「洒落た女かぁ。色艶を感じる良い響きですね。
それにして下さい」
作品を勧めた看護師も決定した男性もその時はその作品が今日中に、嫌、永遠に彼女には音読が出来ないとは知る由もなかった。
それは30ページにトラップが仕掛けられていたせいであった……
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