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昼休憩が終わり、午後。
あまり話したことのない、他部署の上司に呼びかけられた。
「三金くん、ちょっと時間大丈夫かな。」
確か人事部の、いや待て、人事部?
まさか。嫌な予感が脳によぎる。
「どうしたのさ、そんな緊張して。」
「すみません。なんでもないです。」
「心配するようなことじゃないから。君に新人の子の面倒見てもらいたいなってさ。」
「こ、この時期にですか?」
「いやー、ちょっとね、新しい業務展開をだね。」
「新しい業務を新人に任せるんですか?」
「その子だけだと心配だから君に頼むんじゃないか。じゃ、伝えたからね。よろしく頼むよ。」
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