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なんて上手くいくはずも無く
「あ!あなたのクラスに転入生が来たようですね。」
なんてわざとらしい...そんな思いっきり大きく声出さなくても聞こえてるっつーの。
副会長は俺がいることに気づいていたんだろう。
出るしかないのかなぁ...
「そーですねー。来ましたよー。とぉーっても美人な子が。」
「そうなんですか。その人はどこにいるんですか?」
「僕と一緒にいると思いますかー?」
もう涼太が可哀想だよ。めんどくさいけど。めんどくさいけど!!しゃぁない。出てやるか。
美人な子なんかじゃねぇけど。
(やっぱり無自覚って罪だと思うんだ。うん。)
無自覚じゃねぇよ。このブッサイクな顔は把握済みだって。
(もう、いいや。)
俺ももう疲れた。
まぁ、出てきいますか。
「涼太、ごめん。遅くなった。」
「やっぱり来ちゃうんだね...」
「なんか言ったか?」
「なんでもないよ。おかえりー。雪姫くん。」
お、副会長がなんかこっちじーっと見てる。
なんか双子と、涼太の言うクソメガネば会長?もこっちを見てる。
スッゲー居心地悪い。
「よし、涼太帰るぞ。」
「はーい」
めっちゃ早く味わいながらパンケーキを食べ終わり、早くここを出ようとする。
しかし、さっき涼太が言ってたやっぱり出てきちゃうんだね...ってなんのことだろう。
ん?さっきのは聞こえない振りだよ。
「待ってください!!!」
あぁ、またかよ...
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