めんどくさがりな白雪王子

学校？めんどくせぇ

え、まだ続くの？めんどくさい、、

はぁ、まぁいっか。

ところで俺は今なにをしているでしょーか。

.....可愛い人に押し倒されてます

いや、嬉しいわけじゃない。

なんでこーなったかは簡単。

あの後職員室に向かえと言われた俺は、理事長室をでて、職員室に向かっていた。

そして歩いていたら、いま押し倒してる人とぶつかってその状態のまま見つめあってる。

なんでって考えるのは正直めんどくさい。

はぁ、、、、、

｢ため息...｣

｢あ、すいません。出てましたか。｣

しまった。無意識だ。あれ？これなんか総受けモノで見たことあるよーな...まぁ、いいや。

しっかし、可愛い顔してる人だなー。
こんな男の娘実在するんだ。へー。

｢なんか今、失礼なこと思いませんでしたか？｣

｢い、いえ、思ってないです。てかどいてもらってもいいですか？｣

敬語につられて敬語になってしまった。

あれ？これくらい可愛い顔の人はチワワ達みたいな話し方するもんだと思ってたけど...

｢あ、すみません。それとまた考えましたね。｣

｢あ、ありがとうございます。考えてませんよ。｣

お互い立ち上がり、またじーっと見られる。

｢あのー、そんなに見られても何も出ませんよ？｣

｢見たことのない人だな...と思いまして。気に触ったのなら申し訳ありません。｣

｢転校生なんで見たことないと思います。｣

目の前の可愛い人は、なるほど、と納得したような顔をしたあとまた、顔を顰めた。

｢また失礼な事考えましたよね。｣

｢さっきから失礼なこととは何でしょう？｣

よく分からないことを言われてもなぁ、、