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「そうですね、例えば"可愛い"とかですかね?」
やっべ、めっちゃ考えちゃったじゃん
それで目の前の人は機嫌が悪くなってったのか...
謝らなきゃだな...いやバレたわけじゃないし...
めんどいからいっか!
「そんなこと考えてないですけど...」
「そう、ですか。」
歯切れの悪い答え方をした目の前の人。
「あ、そういえばまだ私の自己紹介がまだでしたね。
私は 春咲希 妃梛 (ハルサキ ハイナ)です。この学園の副会長をしております。」
え、副会長??え??
こんなところで生徒会に会っちゃったっていうね。
くっそめんどくせぇな。
とりあえず俺も自己紹介しなきゃなのか?
「俺は、すn...朱城 雪姫です。いちおー、今日づけでここに転校してました。」
「一応...なんですね。ふふっ。面白い方ですね。」
あ、笑った。さっきまでのずっと貼り付けてる愛想笑いよりは
「そっちの方が素敵ですね。」
「え...?」
しまった、声に出した...。
めんどくさい事になりそう。
「あ、えーと、、、これから職員室に行かなきゃ行けないんで、、さよなら。」
「ちょっと待ってください!!!」
なんか呼び止められてたが、めんどくさかったから無視して職員室に向かう。
道がわからなくて迷いそう...なんてことは無く、朝のメモと一緒にあった地図を覚えているので迷う心配はない。
しばらく歩くと職員室が見えてきた。
ドアをノックして職員室に入る。
「本日転校してきた 朱城 雪姫 です。担任の先生はいらっしゃいますか?」
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