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死神は、舌なめずりをして悪びれる様子もなく、ご機嫌で背を向け歩き出した。
「あーあ、死んじゃったーあ。でもぉ・・・しかたないよねぇー!」
声をだして笑う死神。
「ワァハハ・・・。ゲロまずっの、おじさんの後だったから・・・それじゃぁ、何でもおいしく感じちゃうよなぁー。恨むならそのおじさんを恨んでねぇー・・・!」
□学校の朝のホームルームの時間。
30代前後の男性教師「栗田 守」が、転校生を連れ2年A組の教室に入って行く。
そして、栗田が教室に入るとチャイムが鳴ったにも関わらず、席を立ち騒いでいる生徒達を見て注意した。
「・・・席につけぇー!転校生を紹介すっからぁー」
栗田の隣に立っている金髪の髪をし、冷めた目をした男子「鈴達 蓮輝(カラス)」を、見て女子達が浮足立ち騒ぎ出す。
「きゃぁぁぁーー、イケメン♪」
「うちらのクラスにも、金髪王子きたぁーー」
栗田が、女子に注意すると女子にブーイングされてしまう。
「はいはい。女子の嬉しい気持ちわかるが、静かにしろう!」
「先生ー、自分がイケメンじゃぁないからって、ひがまないでよねぇー!」
「先生が、イケメン教師だったら良かったのにねぇー」
「はいはいっ、悪かったなぁっ・・・イケメン教師じゃなくって」
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