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私の息子は、兵庫県神戸市のとあるミニバスケット少年団に所属している
6年生になる我が子は今年の11月で最後の大会となる
当然練習にも熱が入ってるし、練習量も他の子に負けず劣らずだ
にも関わらず、レギュラーにはギリギリで、いつ蹴落とされてもおかしくはない
そんな重圧に耐えながら日々練習に励む息子を、私は誇りに思っているし、報われて欲しいと切に願っている
「廣田、交代!少し休め」
「はい!!」
コーチにそう言われコートから抜ける息子にタオルとドリンクを渡しながら私は声をかける
「大変そうやね、大丈夫?」
「全然平気や…こんなんでバテよったらレギュラー失格やからね」
強がりそう漏らす息子に、かける言葉が見つからない私は肩を叩きながら一言だけ発した
「頑張りよ!」
親指を立て笑う息子に、逞しさを感じ思わず涙腺が緩む
来月の大会で、このミニバスともお別れか…
悔いのない試合をさせてあげたいなーーー
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