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人間の環境適応能力はなかなかに優れているもので、たった何日かでもここでの生き方が分かってくるものだ。
逃げるなり、買い取られるなりして、ここから出られるのが一番いいのだろうが。
あいにく俺は、そこまでの情熱も気力も持ち合わせてはいない。
ただ、生きていければいい。
だから、こうして見ず知らずのオヤジにいいようにされる事で無難に日々を生き抜く事に専念する。
そうすれば、上になる事もないが、これ以上下がる事もないだろう。
ここが底辺だ。
そう思いたい。
「ねぇ、おじさん、ここ、ここに、はやくぅ・・・」
「君は本当に可愛いねぇ、そんなにこれが欲しいかい」
俺の言葉に気を良くしたオヤジが、自身の昂ぶりを俺に見せつけてくる。
何度見ても気持ちが悪い・・・
「うん、それぇ・・・はやく、僕の中、ちょうだい」
「それじゃあ、君の可愛いお口で濡らして。君の中に入りやすいように。」
そう言って俺の口元に近づけられたそれは独特な嫌な臭いをしていて、正直とてもじゃないが、口で咥えようとは思えない代物だ。
それでも俺はそれを躊躇も無く咥えこむ。
そうしないと終わらない事を知っているから。
それに、この行為を拒んだ事で、この先の行為を酷く暴力的にされた事もある。
そうされない為には、言われた事に素直に従い、少しでも早くこの行為を終わらせるに限るのだ。
俺はオヤジのものを喉の奥までいっきに咥えこみ、音をたてながら吸いあげる。
たまに軽く歯を立ててみたり、先っぽだけをチロチロ舐めてみたりして、また喉の奥まで咥える。
こうするとだいたいのオヤジは褒めてくれる。
「そうそう、上手だよ。すごく気持ちいいよ。」
こんな風に。
実際このやり方で本当に気持ちがいいのかは分からないが・・・
もっと数をこなしていて馴れている子の方がやはり気持ちよくできるのだろう。
そして、そういう子がオークションで買い取られるんだろうな。
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