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葵雅隆と言うやつは、よく分からないがヤクザ、らしい・・・
んで、ここを潰すとか、なんとか・・・
「そこで、俺はここで行われていることを探るためにここに来てるんだ。
だから来たくなくてもここに来てる。
こうして君の所に来たのは・・・話を聞きたくて・・・」
ここを潰すのと、俺の話がどう繋がるのか・・・
「きっと、ここで売り買いされている子供達は、君と同じ様な境遇の子達なんじゃないかと思って。」
「さぁ、どうなんだろうな。ここに居るやつらとは、別に友達とかじゃないから、しらねーよ。」
「それは分かってる。」
分かってるならどうして俺に聞くのか。
「君から、ここの子達の情報を聞きたいわけじゃない。」
「じゃあなにを・・・」
「君の事。
初めて君の番号を呼んでしまった日。あの日、初めて君を見た。
何故か君が目についたんだ。君を見ていると、君の話を聞きたくなった。
いつか俺を見てくれるんじゃないかと、オークションで、君の番号を呼び続けたんだ。
気を悪くさせたのなら、すまなかった。」
なんだそれ。
自分に気づいてほしくて番号を呼び続けた?
こっちの気も知らないで・・・
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