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「えーっと・・・
言葉を変えると・・・
君の事が気になって仕方なかったんだ。
今日は気が乗らないなら、また来るから。
名前だけでも・・・教えてくれたりしないかな?」
さっきから思ってたけど・・・
ヤクザ?っていってたわりには、なんか、しゃべり方が・・・なんというか・・・
ヤクザってなんか怖いしゃべり方するイメージだったんだけど。
こいつは弱そうっていうか・・・なよなよ?
ヤクザさんだからとか。
ヤクザさんなのに弱そうだからとか。
そういう事ではないけど・・・
やっぱり、わざわざ、名前を教える理由が見つからない。
「・・・ダメ・・・かな?」
「・・・今日は・・・帰れよ」
嫌とかなんとかじゃなくて・・・
もう、なんか、今日はめんどくさい・・・
俺が帰れと言うと、葵雅隆は、思いの他、素直に帰って行った。
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