復讐のショータイム

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そう、今日は舞台の後にちょっとした催しがあり、『レンジャー総選挙』なるものがある。 『二回目のオーディション』ということは、その結果次第では、メンバーの入れ替えもあるということなのだろう。 ホワイトの尋常ならない緊張した様子は、そこから来ているのかもしれない。 「もちちんです。俺はいつでも、全力でやるまでっす」 そう言って拳を握る秋人に、 「いいね、全力少年」 清水は頷きながら、イエローに視線を移した。 「ああ、イエローは新参者だし、総選挙の結果はちゃんと汲むからね」 「そんなんいりまへん。俺のお披露目に相応しいやん。レンジャーの中心が、ブルーからイエローに変わる日かもしれへんのやろ」 「はぁ、負けねぇし」 額を突き合わせる秋人とイエローに、 「ふ、二人とも」 田町はオロオロと目を泳がせ、 清水は「まあまあ、面白いじゃないか」と微笑み、皆を見た。 「俺がプロデューサーになった以上、二期はこれまでのような田舎臭さはすべて排除したいと思っている。各都市の洗練されたところを紹介して、がっつりスポンサー料をもらう予定だ。そのためには、中途半端な役者はいらないからな。今回の人気投票で下位だった者はそれなりに覚悟しておくように」 その言葉に、その場にいた者たちは顔を見合わせる。 皆、思うことがあるようだが、言えずにいるようだ。
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