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「素敵な遊園地だね」
「そうやろ」と香織は少し嬉しそうに頷く。
野外ステージは結構な高台にあり、そのさらに山の上に観覧車があった。
「あの観覧車、見晴らし良さそうだね」
「そうやで。この辺りの街を一望やし、晴れて空気が澄んだ日やったら京都タワーも見えるんやで」
私は、へぇ、と観覧車を見上げる。
観覧車は今もゆっくりと回っていた。
この時間、観覧車だけは乗っても良いということだが、こうしたイベントに来ている時に、乗る時間なんてあるのだろうか?
今度は、普通に遊びに来たいなと思う。
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