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そして、『娘道成寺』の物語は、それから時を経てのこと。
道成寺では、毎年、春になると鐘の供養をしていた。
そこに白拍子(パープル)が現われて、『ぜひ、鐘を拝ませてください』とお願いする。
寺は女人禁制だが、小坊主(ホワイト)は白拍子が珍しく、舞を見せてもらうことを条件に、寺に入れてしまう。
白拍子は美しい舞を舞うが、その内に本性を現わし始める。
そう、彼女は清姫の化身だったのだ。
安珍への執着が残る彼女は、鐘に飛び込んで取り憑いてしまう――。
――ここまでが、『娘道成寺』の話。
ここから、レンジャーオリジナルバージョンとなる。
清貴は田町とともに、舞台袖でステージを見守る。
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