二章 ー出会いー

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そう言うとリープはおもむろに立ち上り、軽々とジャンプをして道を挟んだ向かいの民家の上に飛び乗った。そして、そこから飛び降り元の位置に着地した。 リープ「こんな感じだよ。だから余程の事をしない限り足が疲れることはないよ」 エリアル「凄い!私にもその力分けてー!」 リープ「へぇ。面白そうだね。試したことないけど、試してみようか」 そう言うとリープはエリアルの肩にラビを乗せた リープ「強くなった感じする?」 エリアル「全然しないね」 リープ「やっぱり、自分にしか力は発揮しないようだね。エリアルの力はどんな感じなの?」 エリアル「私は少し風を起こせるの」 エリアルは辺りにそよ風を吹かせた後、一枚の落ち葉をフワリと滞空させた エリアル「これぐらいしか出来ない。リープみたいに便利だと良かったなぁ」 リープは無言でじっと滞空させた葉を見つめていた
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