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エリアル「どうしたの?」
リープ「エリアル。その力は使えるようになってからどれぐらい経ったの?」
リープは真剣な眼差しでエリアルに問いかけた。
エリアル「えーと。二週間ぐらいかな」
リープ「二週間!?本当に!?」
リープは声を大きく驚いた
エリアル「え、突然どうしたの?リープ」
リープ「あ、すまない。少し驚いてね。エリアル、あなた多分凄い力を持ってると思うよ」
エリアル「でも私、これぐらいしか出来ないよ?」
リープ「私も力が目覚めたとにはそれほど強い力はなかったよ。使っていくごとに少しずつ強い力になっていった。それに力をちゃんと制御出来るようになったのなんて最近の事なの」
エリアル「そうなんだ。リープはいつ頃力を使えるようになったの?」
リープ「私は5年ほど前からラビが見えるようになったね。だから二週間って言うのには驚いたよ。広範囲に風を起こすのは相当な力が必要だと思うの、それに落ち葉を一枚滞空させ続ける繊細な力の使い方。エリアル、その力はとても強い力になると思うよ」
エリアル「うーん。まだよく分からないよ」
リープ「フフッ。そうだろうね。でも、私達が力に目覚めたのには意味があるって私は思うよ。来るべき時に備えて力の使い方も練習してみなよ」
エリアル「うん。そうだね。練習してみるね。リープはこの力、どんな感じに使えると思う?」
リープ「そうだね。例えば今さっきは落ち葉をフワリと滞空させてたけど、もっと強く繊細な力になっていくとエリアル自身が滞空し空を自由に飛べる。そう思わない?」
エリアル「私が空を飛ぶ…。なんか凄い!よーし。練習してみる!」
リープ「流石にすぐには使えないから今日は家まで歩きだけどね」
エリアル「うぅ。今使いたかったよー」
エリアルは肩を落としながら公園を後にしてリープの家へ再び歩き始めた。
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