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リープはエリアルを抱えて建物を駆け上がった。
エリアル「わっ!急になんなの!?」
リープ「ふふっ。暴れないでねー」
エリアル「こわいー!」
エリアルが声をあげるが、リープはどんどん駆け上がっていく。
リープ「大丈夫。落とさないから。もうすぐ着くよ」
リープとても高い建物の一番上に着地した。
リープ「ほら見てみな。ここからはデベロップの町並みが一望出来るんだ。今は朝日に照らされてなお絶景だよ!」
エリアルは辺りを見渡した。
エリアル「わー!凄い凄い!デベロップって煙突沢山あるねー。下からじゃ気付かなかったー!」
リープ「そうだね。デベロップは工場が多くあって、煙突や配管のパイプ等が多く見えるね。自然のものでは無いけどこういう町並みも人達が作った1つの芸術のように感じるね」
エリアル「うん。そうだね。この町の人達の生きてきた歴史を感じられる気がする!」
リープ「特にこの国は東西南北で町が別れていて、特徴がはっきりしてるからね。町ごとに景色が変わってとても面白いよ」
エリアル「そうなんだ!別の町も眺めてみたいなー」
リープ「機会があれば見に行こうね」
エリアル「うん!」
リープとエリアルは座り込み少しの間景色を眺めた。
リープ「じゃ、そろそろ私の家に向かおうか」
リープはおもむろに立ち上がりエリアルに声をかけた
エリアル「あ、そうだった。景色見てたら忘れてたよー…。どうやって降りるの?」
エリアルは首を傾げ問いかけた。
リープ「どうって…。跳ぶんだよ。しっかり捕まってなよー」
そう言うとリープは再びエリアルを抱え、一気に駆け降りた
エリアル「きゃー!地面にぶつかるー!!!」
エリアルは今まで出したことないような大声で叫んだ 。
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