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エリアル「ふわぁ」
エリアルは目が覚めると体を起こし、布団をずらして伸びをした。
リープ「おはよ。エリアル」
すでにリープは起きていて、台所に立っていた。
エリアル「…。」
エリアルは少し沈黙し頭の整理をした。
何故いつもと違う場所で起床したのか、昨日何が起きたのか。
リープ「どうかしたのかい?」
エリアル「あ、何でもないよ」
エリアルは頭の整理を終らせ、リープに返事をする。
エリアル「おはよ…。リープ」
出来れば夢であって欲しかった。これからどうなるのか。考えると少し心が沈んでいく。
リープ「元気ないね。出来れば夢が良かった。てところかい?」
エリアル「え!?リープ心読めるの?」
エリアルは驚きの表情でリープの方を向き問いかける。
リープ「ふふ。そんな力は持ってないよ。エリアルの落ち込みながらの返事を聞くとだいたい予想はつくよ」
エリアル「はぁー。落ち込んでるの顔に出ちゃってたかぁ」
エリアルは肩を落とし、大きな息を吐きながら言う。
リープ「そう簡単に立ち直れる事じゃないだろうしね。少しずつ乗り越えるしかないよ」
エリアル「出来る限り明るく振る舞おうとは思ってたんだけど…。気を重くしちゃってごめんねリープ」
リープ「もー。そんなこと気にしなくていいよ!辛いことあったんだから。落ち込みたいなら落ち込めばいいさ。気がすむまで付き合ってあげるから!」
エリアル「ふふ。ありがとう。リープ」
そう言ったエリアルの目には笑いながらも少量の潤いを見せていた。
エリアルは目を拭い、ベッドから立上がる。
そして、リープのもとへ駆け寄った。
エリアル「リープ!なに作ってるの?」
リープ「朝食。いや、もうお昼だから昼食かな。ベーコンエッグにトーストだよ。もうすぐ出来るから座ってなよ」
エリアル「はーい」
エリアルは椅子に腰をかけて少しの間待機した。
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