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エリアルはひたすら走った。修道院に居る辛さ、苦しみから逃げ出し忘れるために。
エリアル「はぁ…はぁ…」
夜なので辺りは薄暗いが、そこかしこの建物から光が漏れている。
光のなかにはそれぞれの家庭があるのだろう。
その光がエリアルに余計に孤独感をもたらしていった。
エリアル「はぁ…はぁ…。うぅ…(タッタッタッ)」
エリアルは路地裏で座り込み泣き崩れた。
エリアル「うわぁぁぁん。ひっく。えっく」
そして、大きな声で泣いた。全ての感情を吐き出すために。
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