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ゆっちが帰ってきて、目も開けられずむくんだ顔をした私を見て「寝ていれば」って言ってくれたけど……
ぶすっとしたようにお義母さんが
「ももちゃん、家族なんだから、手伝ってくれない」
身体は風邪でつらかったけど、もう心は折れそうだった。
いや折れしまったか……
「風邪ひいているのに、今日言わなくてもいいじゃない?」
さすがに見かねた栄士君が言ってくれた。
ゆっちは……何にも言ってくれないのか。
夫なのに……その冷たさに、温かいお味噌汁も冷めるわ。
義母の濃い味付けのお味噌汁は冷めたら、もっと飲みにくそう。
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