146人が本棚に入れています
本棚に追加
/477ページ
栄士君の言葉に憤慨したお義母さんはふてくされたように
「本当に風邪なのかわからないでしょ!!!」
出た~~~。この発言。
お味噌汁が凍りますよ。
お義母さんが温度を下げてくれたせいか、背中がぞくぞくする。
まるで冷蔵庫の中にいるみたい。
頭が痛すぎて、ひどすぎて、傍観者になったみたい。
自分の魂が飛び出して、幽体離脱して、フワフワと浮かんで、見下ろしているみたい。
このまま、魂が抜けて死んじゃうのかな?
雪山で遭難しているみたいに……死の原因は凍死かしら?
机の上には水滴が……
不思議なことにみんなの視線が私に寄せられている。
あれ?って手を動かしたら、動いたので頬を触れたら、涙が流れていた。
最初のコメントを投稿しよう!