8人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
「“我らが国を栄光へと導く礎であらんことを”!!」
「“我らが国を栄光へと導く礎であらんことを”!!」
三人は退出し、使用人たちは後片付けを始める。
扉を閉じた後に、リオはコズベルからの盛大な舌打ちを受け取った。
リオはそんなものを気にも留めず、自室付近の中庭へと駆けていった。
そして数時間前に見たパキラの狼煙に、返事をした。
〝こ く お う に な れ る か も〟
「さすが僕。初めてでも狼煙って送れるもんだね」
あと半年、半年だ。
リオは「ニッ」と口角を上げると、部屋に戻って、パキラにもらった本を開いた。
-第五章- 〝未開の地の開拓〟
最初のコメントを投稿しよう!