国王陛下

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「“我らが(世界)を栄光へと導く礎であらんことを”!!」 「“我らが(世界)を栄光へと導く礎であらんことを”!!」 三人は退出し、使用人たちは後片付けを始める。 扉を閉じた後に、リオはコズベルからの盛大な舌打ちを受け取った。 リオはそんなものを気にも留めず、自室付近の中庭へと駆けていった。 そして数時間前に見たパキラの狼煙に、返事をした。 〝こ く お う に な れ る か も〟 「さすが僕。初めてでも狼煙って送れるもんだね」 あと半年、半年だ。 リオは「ニッ」と口角を上げると、部屋に戻って、パキラにもらった本を開いた。 -第五章- 〝未開の地の開拓〟
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