ある日の日常

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  「でや~!」 「なんの!」 「この~!」 夏休み明けのある日の午後、ここ春牧東高校の購買近くの廊下で激しくぶつかり合うヒーローミトレンジャーと長ランリーゼントにサングラスを嵌めた昭和の香り漂う不良我道(わがみち)の壮絶なバトルが繰り広げられていた。 戦いの原況は不良我道の一般学生へのたかりだった。 焼きそばパンを買った生徒に空腹で倒れそうだといいつつ、パンを要求した我道。 それに待ったをかけたのが、学園を守るヒーローミトレンジャーだった。 身長150cmミニスカの改造ドレスに身を包むミトレンジャー。 対する我道は180cm越えの巨漢だ。
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