ある日の日常

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  「ふう、着いたよ。」 リアカーを引いていた卦那はその場に腰を下ろした。 「ここ?」 驚くように聞き返すレン。 「ああ、見通しは悪いけど見晴らしは良いだろ? ちゃんと川もあるし。」 確かに卦那の言うとおり申し訳なさ程度の小川はある。 見通しが悪いのは正面に絶壁があるからだ。 確かに川辺でバーベキューは嘘ではない。 ただ、川辺がミニチュア版と言えばいいのだろうか……。 「良し、じゃ準備をするからレンちゃんは着替え……もとい、変身しておいて。 メッキーはちょっと手伝ってよ。」 「解ったよ。」 「解ったでーす。」 こうして歩くこと30分、目的の地でバーベキューの準備が始まった。
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