魅惑的な興味

7/7
473人が本棚に入れています
本棚に追加
/235ページ
『すっかり忘れてました 似合ってたもので』 「似合う物を何も身につけてねえんだよ」 『はいはい、そうぐちぐち言わない』 (今回は今回でうぜえなあ・・・ うざさで選んでんのか神様って) 『あなたが今から行く世界はなかなかハードな世界です 前回いった世界とは真逆の世界・・・ 【超科学の世界】です』 「超科学?なんだそりゃ?」 『簡単に言えばすごい進歩した科学力を誇る世界です 当然あなたの持つ魔王のスペックは受け入れられません』 「なるほどね・・・」 『まぁ、その辺は日頃の行いを悔いて下さい はぁっ!』 「おっ?」 恭介は一瞬にして、衣服に身を包んだ しかし、ジーンズに白いTシャツに黒いパーカーというなんとも地味な格好になった 「なんだこりゃ? 俺の元いた世界の俺の私服じゃん」 『違います 異世界の典型的な服装です 今回は先にプレゼントしてあげます』 「そりゃあどーも・・・ プレゼント感無さすぎて笑うんだけど」 『今回行く世界はあなたの世界をコピーして作られた世界です いわばあなたの世界のバックアップの世界 アイナスがあなたの世界をどれだけ大切にしてたかがうかがえますね 形や、ルールなどは違いますが基本的にはあなたの世界とかなり似た世界なのです あなたが死んでた2000年の間にかなりの発展を遂げていますがね』 「なるほど、それでこの格好なわけね」 『あなたに殺してほしい神は、超科学の世界で【Dr.ヘレスト】と呼ばれる科学者です 彼は世界最高の科学者になることで神としてではありませんが周りの人間達から信仰心を得ています』 「了解・・・ 他に言いたいことは?」 『そうですね・・・ これ以上説明するのも面倒なので 後は自分で調べてください それもまた楽しいでしょう? 最後に世界のどこかに、ヘレストに敗れた私の分身がいるはずです 探さなくていいですけど見つけたら助けてあげてください それじゃあ・・・頼みましたよ? 魔王様・・・』 「はいはい、了解しましたよ・・・ 神様・・・」
/235ページ

最初のコメントを投稿しよう!