0人が本棚に入れています
本棚に追加
花岡昭人の目の前の小さな人影は綾小路を追い回し、雪斗と花岡の目の前に現れたあの黒い霧を纏ったピンク色のツインテールの幼女だった。
幼女はケラケラと薄ら笑いを浮かべる。
「えーいいじゃーん?だって、『王様』だと思い込んで妹ちゃんは大好きな“お兄ちゃん”のところに来てるんでしょー?いいじゃーん!」
「沙羅……貴様!!」
昭人は幼女いや、沙羅を睨みつける。
沙羅はケラケラと乾いた笑いをする。
「それに、あの彼の“人質”だけど……アタシの“嘘”だし!☆」
「おい…」
沙羅は悪気ない様子でケラケラと笑う。
雪斗と花岡の気持ちを踏みにじりながら。
最初のコメントを投稿しよう!