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そんな頃、花岡はふと目を覚ました。
天井を見ると家へと戻ったのだと理解した。
「お!目を覚ましたか…。」
花岡は声のする方を見ると雪斗がいた。
「ふ…藤村君!?大丈夫なの!?」
花岡は驚いた表情で、雪斗に近づく。
「あ…?うん?だ、大丈夫だけど…どうかしたのか??」
雪斗は少し驚いた表情で花岡を見る。
「あの人……『紅林藍子』が藤村君が死んだって……」
「あー……あれな……あのサイコパス女、注射器の中に“猛毒”がーって言ってたけど、実際には“何も入ってなかった”んだよ……。いらねーから注射器返したけどさ…。」
雪斗は頭を掻きながら、状況の説明を始めた。
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