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すると幼女は俺の方を向いた。
そして黒い霧が幼女と花岡を包むように濃くなったかと思った瞬間、スッと消え去り、花岡と幼女は消えていた。
「……花岡…?」
すると放送機材から笑い声が聞こえてきた。
それは沙羅の声だった。
「やった…!やった…!!やったわ!!!やっと手に入れた…!!!私の“新しい肉体”!!!んふふふふ…あのサイコパスババァのせいで一時はどうなるかと思ったけど……やったわあああああ!!!」
「………」
その瞬間、さっきの幼女が沙羅だと理解した。
そして彼女の狙いは『花岡』で“新しい肉体”と言っていることから、沙羅は『人ならざる者』だと理解した。
「……また君か…。」
俺は後ろを振り返ると花岡昭人がいた。
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