5日目『ゲームオーバー』

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紅林は少しずつ、“猛毒液”を自身の中へと入れていく。 「な!!貴様!!」 紅林は口から血を吐き出し、目を見開いて笑い声を上げた。 「うふふふふふふふふ……あははははははははは……これが……『死』!!最高だわ!!やっと…やっと……『死』を………」 紅林は目を見開いたまま、動かなくなった。 中年の刑事は憤りと悔しさで顔を紅潮させた。 「俺達(おいどん)の仲間ば殺しておいて………貴様!!『死』に逃げるとは……こん卑怯もんが!!」 紅林を取り押さえた警察官も動かなくなっていた。 紅林は遺体となったまま、書類送検されることになった。
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