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紅林は少しずつ、“猛毒液”を自身の中へと入れていく。
「な!!貴様!!」
紅林は口から血を吐き出し、目を見開いて笑い声を上げた。
「うふふふふふふふふ……あははははははははは……これが……『死』!!最高だわ!!やっと…やっと……『死』を………」
紅林は目を見開いたまま、動かなくなった。
中年の刑事は憤りと悔しさで顔を紅潮させた。
「俺達の仲間ば殺しておいて………貴様!!『死』に逃げるとは……こん卑怯もんが!!」
紅林を取り押さえた警察官も動かなくなっていた。
紅林は遺体となったまま、書類送検されることになった。
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