3:彼女の涙

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あまり愚痴をこぼすことを よしとしないわたしだったが ときには仕事における理不尽なことを 彼女に吐き出してしまうこともあった。 彼女は「たいへんなお仕事ですねぇ」と 寄り添ってくれるだけでなく 焼きたてのクッキーまでサービスしてくれた。 わたしは そんな彼女に癒されながら 心の奥底の 負の感情をぬぐいとれないでいた。
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