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あまり日が当たらずひんやりとした店内。
レジ近くの椅子に、いつもの老婆が黙って座っている。
此処の駄菓子屋の老婆は優しくない。
厳しい顔で、無言で応対してくれる。
自分の家の近所の駄菓子屋のおばあちゃんがこんな風だったので、なんだか懐かしい感じがして、つい、来てみたくなったのだが。
しかし、このばあさん――。
「お前のばあさんだったのか」
つい、そう呟き、ばあさんにばあさんと言った罪で睨まれる。
いや、いつもへらへらしている琴音の祖母には見えなかったからなのだが。
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