キリ番お礼

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「そりゃ若い人がトップ張ってる組織とは聞いてたっすから若いのは知ってたっすけど…てっきり20後半前後かと…」 「老けてるっていうのは良く言われるね」 「い、いえそういうんじゃないっす!どちらかっていうと大人びてるっていうかそんな感じっす。でも一歳しか変わらないんすね…。それで組織作ってるってほんと凄いっす…」 ほーと関心している命に赤は口を開く。 「先導も十分凄いと思うがな。俺達は目先の目的ばかりで、異形に対する法やこれからのことを考えたことはなかった。勉強になる」 「い、いえ!うちはどちらかと言うと特殊っすから異形に対する法なんて考える退治屋の方が珍しいっすよ。でも、今までの話を聞く限り異形は絶対潰す!ぐらいの姿勢のお二人がうちの話を勉強になるって聞いてくれる方が驚きっす」 「吸収しやすいのは若さゆえの特権だね」 ひょっこりとブラッドが執務室に顔を出す。 「年を取ると自分の積み上げたものを壊していかないといけないから吸収するのは難しいんだ」 言いながら資料を探し、手に取る。そんなブラッドを見ながら命が口を開いた。 「ブラッドさん本当は20代とか言わないっすよね?」 「言わないよ。ちゃんと36だよ」 「ちゃんと36っていう台詞初めて聞いたよね。ちなみにキースさんは29だよ。もっと老けてると思わない?」
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