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第2章 少女の目的
だいぶおちついたみたいじゃ。おやおやソンドラがなんかいっておるのぉ。
「ところでお嬢ちゃんの名前は??何をしにこんな遠くまできたの??君の出身は??」
それは大事な情報じゃ。わしも聞いておこう。
「私はサラ。サラ・ヘンドリックセン。サラって読んで!!えーっと率直に言うと黒い扉の向こうに行きたいの!!出身はワウイドレン村よ。ってどうしたの??私何か変な事言ったかしら??」
街の人々はみんな動けなくなっている。
ソン、なんとか言ってやれ。
「サラ。よーく聞くんだ。黒い扉の向こうに行きたいという理由なら、君に貸す家はない。すぐにワウイドレンに戻るんだ。そして君には家族がいるかい??」
「家族はいないわ。黒い扉の向こうに行くって言ったらあっさり縁を切られた。だからどうやったら向こうに行けるのか教えてよ。ソン!!」
「はぁ。家族と縁を切ってしまったか。いいかい。よくきくんだよ。扉の向こうに行くには...」
「えぇー!?!?!?!?そんなぁぁぁ」
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