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「そんなわけで、我々がご提案するのがEJメソッドなのです!」
しかしEJが何なのかはまだわからない。EやJにアンダーラインが引かれたりはまだしていない。
〝EJメソッド
ネット時代にふさわしい 新しいメソッド
返済顧客 ×負担
支払顧客 ←実質負担〟
「顧客……と言いましてもっ、その、中田様だけではございません。中田様は支払う側ではないのです。支払い能力がないのですから、いくら支払う義務があったとしても支払っていただくのは実質無理、ということで。従来の我々でしたら、『金借りたらありがとう言うて返す、それが人の道ちゃいますやろか』みたいな関西弁のマニュアルがあったんですけど、やはりそれによる回収効果って、上昇しても微々たるものというか、やはり抜本的にやり方を変えないと、ということになりました。そんなわけで、支払いいただくのは支払顧客になりまして、中田様にはその支払顧客をブーストする役割を担っていただくということになりますっ」
いい話かもしれない、という考えはやはり甘い。
気がする。
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