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「ここのじいさん一年前に失明してね。その頃からさぁ……うふふ、それがまたとんでもなく可愛い顔したイケメン君だったんだけど。その子が出入りするようになってね。なんでも、盲導犬協会の」
老人が言っていた青年のことだと文也はすぐに理解した。
「明るくて良い子だったんだよ。でも協会の人間があそこまでするとは思えなくてさ。皆言ってたんだ。個人的に、あのじいさんに情が沸いて放っておけなくなったんだろうって。日本の若者もまだまだ捨てたものじゃないよねぇ」
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