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「そんときゃケツから串刺しにして丸焼きにしてやるよ」
「ううぅん……っ、全力で太るから絶対やってねそれ……!」
「やらねぇよ!! っとに気持ち悪ぃ女だなぁ」
メリッサは眼鏡のブリッジを上げ、にっこり微笑んだ。その表情は柔らかく、気味悪さはない。
「私の真の大将はいつだって貴方だよ。あの子はああ言っていたけど、私の信じる神は貴方だけです。我が主」
そう言って深々と頭を下げる目の前の女を、ルスランは黙って眺めていた。
〈第17話に続く〉
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