会社(の)事情(第一話)「そら、エライコッチャ!」 の話

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会社(の)事情(第一話)「そら、エライコッチャ!」 の話

まえがき:  男の口の機能は元来食べるだけだが、女の口は食べるのとしゃべるのと両方いける。  女は生き方上手で、耳から蒸気を出すなんて朝飯前だが、男は寡黙で助兵衛で生き方下手だから、鶏(にわとり)になる。  近年結婚しても三組に一組は離婚に到ると聞く。嘆かわしい。アーンと口を開けたら、皮をむいた蜜柑を入れて貰える位に女に愛されるには、男はどうしたらよいか?  1.女は両方いける  男の口の機能は元来食べるだけだが、女の口は食べるのとしゃべるのと両方いける。  私の配偶者は特におしゃべりで、少なくとも私の百人力は行く。  ママさんバレーをやっている「三十八歳バツイチ子持ち」の私の女友達も、劣らずおしゃべりで、軽く三人前程度の存在感を示す。  併せて身の周りには百三人の女がいるようなもので、寂しいと感じた事はない。
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