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第4章「 女神神話 」
PCを開くと、ユリスは一心不乱に文字を打ち始めた。
どこかに隠されている、鍵の文字を探して。
ノートンはじっとユリスの後から、その文字を眺めていた。
「あの~・・・ユリス??
そろそろ、何を思いついたのか、教えて?」
「女神だよ。」
カタカタカタカタ・・・・
「それ、もう何十回も打ってみたけど。
何もヒットしなかった・・・」
ふぁああああ~~~!大きなあくびをして、ノートンは目をこすった。
「いや、まだ試していない言葉が、ある。」
カタカタ・・・・ピッ!
ダダダダダーーーーーーーーーーーーーーー!
画面上に、とてつもないデータが溢れ出した。
「-----???え?
何が起こったんだ???
ユリス!!!教えてくれないか、何て打ったんだ???」
ユリスは感動していた。
「・・・凄い・・・
そうか、そうだったんだ・・・
ノートン・・・
・・・鍵 は 女神降臨 だったんだよ。」
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