ママと僕

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「ハァー、今日の焼き肉美味しかったっ」 「ママさん、美味しいご飯食べるとき本当に幸せそう」 今僕の隣にいるのは、去年の2月ぐらいから僕をずっとずっと応援し続けてくれている応援団長兼親友のママさん。 ママさんの本名は未だにわからないし、もしかしたらママは『2』です。と名乗っているので、『1』がいるのかも知れないと密かにワクワクしている。 そして僕もママさんとか、ママと呼んでいるのでそれ以外に今更呼ぶのはちょっと恥ずかしい。 ふふ。 「尚くんっ! 今日の雑誌に写ってるあなたも鼻血モノだったよ!」 「ママさん、本当に? ありがとう!」 ママさんは僕の活躍を真っ正面から喜んでくれてその喜びの言葉を直接伝えてくれる。 それが嬉しくて励みになるから、もっともっと頑張らなくちゃって思うんだ。 逆に落ち込んだときには励ましてくれるし、僕にとっての居場所の一部になっているんだよ。 「尚くんの進みたいように進めばいいと思うよ~!」 「うん、そうだね」 この言葉に、何度も何度も救われた。 いつだって、ママがくれる言葉は魔法の言葉。
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