第二束 金のミモザアカシア ~秘密の恋

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好きです そう、告白してきたサークルの後輩と、僕は何の考えもないまま付き合い始めた 僕はその子の事が好きだった訳じゃなくて、僕のことを好きだと言ってくれた子のことを、好きになってみようと思ったのだと思う。 たぶん、去年のみさきも同じような思いだったのだろう 僕のひどいところは、付き合い始めたことを誰にも言わなかったこと 実家に帰った夏休み中は何も連絡をしなかったこと 合宿中も去年と変わらず同じ二年生と過ごしたこと 後期に入っても、デートらしいデートもしないまま 僕は自分が間違っていたことに気がついて 彼女に、別れを告げた 今思っても最低だ、僕ってやつは、彼女の勇気を、誠意もなく踏みにじった結果になるのだと思う。 初めから、付き合うべきじゃなかったんだ それは、僕の後悔。 たぶん、みさきも同じ後悔を抱えていたのだと思う。 僕たちは本当に良く似ていた
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