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ある一家の惨殺死体光景。
それは黒いマントを羽織った明らかに人間ではない異形な赤い目をした者が両親の血をすすり殺し居座っていた。
その光景を見て激怒をし、先に両親の殺害とともに攻撃をうけ血だらけに地面に倒れてる子供。
その子供はその異形な者に対して恐れを抱く所か憎しみの瞳をその者に向け、そしてその者に向かって、
「絶対にお前を殺してやる!
地の果てでも追っても必ずお前を見つけなぶり殺してやる!
絶対、絶対この手で!」
その子供の言葉を聞いた魔物は、その子供の反抗した姿を見て感心したかのようにその場で嘲笑って、
「なかなか見かけによらず勇ましい奴よ。
このような現状を見て恐れを抱くどころか歯向かう気力があるとは……
さすが、名門家系のハンターの家。
クックック……気に入った、気に入ったぞ、ガキ。
是非とも俺を追ってきてもらおうか。
だが、今のままではお前は確実に死ぬ。
出血多量に血を流し死にかけだからな……
だからお前にチャンスをやろう。クックック……
……そらよっ、餞別だ!!」
がっ!!
「!?」
「ぐぎゃあぁ!!」
異形な赤い目をした男は血だらけで倒れている子供に近寄り、そしてその子の口に無理矢理自分の何かを飲ませ、子供はこの時悶え苦しみその場でのたうち回った。
そしてその異形な者は去り際にその子供に向かって鋭い歯をぎらつかせたままで、
「楽しみにしてるぞ。俺を殺しにくるのを……
俺はまもなく人間どもを混沌の渦に巻き込ませて争いのある戦乱の世の中にしてやるのだ。
殺し合いがある秩序のない世界にな……
クックック……
さあ、混沌のゲームの始まりだ!」
と、その異形な魔物の男はのたうちまわっている子供に言い、その魔物の男はもがき苦しんでる子供を後にこの場を去った。
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