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それから数年後、世界は魔物や悪鬼に溢れ、世界は闇と化した。 シュバルフという人間ではない者を筆頭に世界は恐しい恐怖に導かれ人も悪鬼に殺されれば恐ろしい魔の者と化した。 そんな時代の中、ここに一件の小さな村がある。 その村も人々はそんな暗黒の時代の中細々と暮らしているが、ある日この村に魔物の襲撃をうけて今大変な状態になっていた。 そんな状況をうけて村の人々は口々に、 「ハンターは、ハンターはまだか!」 「このままでは村が壊滅してしまう! 確かハンターはこの村に3人はくるみたいだが…… カレン、お前は家の中で身を寄せて隠れていなさい! ハンターがくるまで隠れているのだよ!」 「はいっ!」 そう、村の一人の男がそう言うと、まだ20歳ぐらいの髪の長いブロンズ髪のカレンという少女はその男に言われた通り家の中で隠れようとしていた。 だがちょうどカレンが男に言われて隠れようとしたその時、3人のハンターが男の目の前に姿を現した。 村の男はその3人の姿を見てハンターに向かって、 「おおっ!お待ちしていました! 村は奴ら(魔物や悪鬼)に襲われ大変な目にあってます! どうか我々をその剣でお守りください。 どうか……どうか、何とぞ……」 と、男はハンターに向かってすがる思いでその3人に懇願した。 だが、次の瞬間3人のハンターの中の一人が魔物に向かって刃を振るったのではなく男の体を引き裂き、男は地面に崩れ去るように血を流し倒れた。 そう、このハンター達は先に村の近くに着いてとどまり魔物達に向かって剣を振るい足止めしていたのだが、突然現れた凶悪な悪鬼によって血を吸われ悪鬼の血を注入されすでに殺されていたのだ。 先程全文にも述べたが、悪鬼に殺され、血を吸われ悪鬼の血を混ざった者も悪鬼になる。 悪鬼とは主に人間が吸血鬼に変化を遂げた者で、人間を喰らい 、闇の主に従ってただ命令通りに操られた殺人人形の事である。 カレンはそんな悪鬼と化したハンター3人に囲まれ殺されようとしていた。 自分がやられ殺されようとした瞬間、 突然その回りに詠唱呪文が唱えられ 鎖みたいな物が3人のハンターの体を拘束した。 そしてそのままハンター達は一瞬にして鋭い電気をまとった剣に切り裂けられ、ハンター達の体は一瞬にして塵になりその場から消え去った。
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