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コポコポコポ……(カレンが紅茶を入れる音) カレンは青年に紅茶を差し出し、名前を聞いた。 するとその眼鏡の青年はロイと名乗り、カレンの差し出された温かい紅茶を飲んだ。 青年の姿は魔物ハンターの格好をしてるが、ハンター協会には入ってないという。 何故そんな腕もあり所属していないのか不思議に思うのだが、何か言えない訳があり結局その事については深くこれ以上触れる事はできなかった。 だが、そんな事はともかく、頼もしい人がこの村に訪れてくれたのだ。 それも私(カレン)の好みのタイプの男の人が来てくれ、少なくとも今夜はこの村を守ってくれると聞き、カレンとそのロイの話は一旦ここで終わり、カレンはロイを自分の使ってない部屋に案内しここで寝泊まりをしてもらう事にした。 ロイは部屋を提供してくれたカレンに向かって、 「ではお嬢さん、ありがとうございます。 特に強い悪鬼は夜に行動し獲物(人間)を襲う習性がありますので、夜になったら私は奴を仕留め殺します。 ですから多少騒がしくなりますが、それはお許しください。 では、のちほど……」 と言い、ロイはその部屋の扉を締め、悪鬼を待ち構え夜が来るのを待っていた。
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