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夜になり、今日は特に血のように赤く輝いた満月の日。 カレンはガタッと音が鳴りふと目が覚め、夜に魔を仕留めると言っていたロイの様子が気になり見に行こうとした。 (ロイさん、もう外に出たのかしら…… 確か音は外から聞こえたわね、もう向かったのな?) と、カレンは思い暗闇の中カレンは外に出て一人でロイの様子を見に行こうとした。 そんな時、ふと何か人影がカレンの目の前を横切った感じがした。 カレンは、 「何?ロイさんなの?」 と思いその人影が向かった方に足を進めた。 カレンが恐る恐る足を進めると、その向かった先にはなんとカレンに向かって手招きをしているロイの姿があった。 カレンはこの時、 「え?何?ロイさん?」 と疑問に思いながらも手招きしているロイの方に足を進めた。 そしてそのロイは、 「おいで、カレン……」 と言い、怪しい雰囲気をかもし出しながらもロイの方に向かってくるカレンを受け入れるような姿をした。 「……ロイさん」 「…………」 カレンはこの時すでに半分何かに操られ夢遊病みたいな感じでその受け入れるロイの所に向かった。 そしてカレンはそのロイの所にたどり着くとそのロイは、フワッとしているカレンに向かっていきなりキスをし、口の中で激しく舌を入れグイグイと強引にキスした。 「……あっ、あぁあ……」 クチュクチュクチュ…… ……………… 無言でそのロイにいろいろ体を触られ、なすがままにされるカレン。 だがその者はやがてロイの姿から黒くもやもやとした黒いマントを羽織った異形な姿に変貌し、目が赤く、鋭い爪をした魔の者に姿をかえた。 そしてその魔の者はカレンの体を犯し、精気を吸い意識を奪いながら、 「……お前もこちらの世界に来るがいい。 そして私の従者として一生仕えるがいい。 そしたらずっと人が感じた事がない快楽を一生私の元で味わえるぞ、クックック……」 っと笑い、カレンの細い首筋に鋭い歯で噛みつき、悶えとろめきカレンの口にその魔の血を自分の舌を噛みきって血を飲ませようとした。 カレンは、 「あっ、あぁ……」 と声をあげ、言われるがままにその者の血を飲もうとした。 カレンが血を目の前にして飲もうとした時、この時二人の後ろからロイがその行為をとめるように拘束の鎖を発動させ、魔の者はその鎖に気づき、魔の者はカレンの体もろとも抱えビュッとその場で瞬間移動した。
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