しづくの詩歌《しいか》-創力をあなたに-

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一部は埋め立てによって陸になったものもあるけれど、それを除いて、無駄なものすべて。 環境を汚染する廃棄物もおのずと浮かぶ。 小難しい化学式はわからないけれど、大量すぎるメタンガスとかがそれでしょう。 そういう気体や液体のようなものは大気に溶け込んでいたり沈殿していたり、または隔離(かくり)され、僕たちの世界にはたくさんあるでしょう。 ここからは少しエゴになる。 先にも言った通り、人間を基準にしたいらない物を考える。 そういうふうに考えていくと、害虫の多くもそれでしょう。 蚊や白アリ、一部の()なんかも、真っ先に思い浮かぶ。 国地域によってはゴキブリの類や、時としてイナゴもそれに入る。 だから、知りうる限りの害虫も入れてしまおう。 ただ、食物連鎖という良心の呵責(かしゃく)も浮かぶ。 彼らがまったくもっていなくなってしまったら、食物連鎖におけるバランスが崩れてしまうかもしれない。 じゃあ、彼らそれぞれの種の、九割を入れよう。 ランダムに選んだ残りの一割は、そのままでいい。 幸い、彼らには愛や悲しみが、あまりないのが救いでしょう。  
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