先輩添乗員からの引継ぎ

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で、「畜生、禿げ頭、持つとこねぇじゃねえか」って悪態をつきながら、オッサンの生首を脱ぎたてのパンストの中のパンティもろとも押し込んで、ウエスト部分を手早く縛ったの、 まだ、体温と汗と香水の匂いが残るパンストの中に押し込められたオッサンの生首は、嬉しさと喜びのあまり、目、鼻の穴、口、毛穴、顔中の穴という穴が全部開いて、涙、鼻水、よだれ、垂らせるものは全部垂らして消えていったんだって、 先輩はスースーするスカートの中を気にしながら、 「たまにいるのよね、スケベおやじの地縛霊がさぁ。こいつら女の子にいたぶられればいたぶられるほど喜ぶから、バカアホ言ったらかえって喜んじゃうんだよね」 「キヨミちゃん、こんなこともあるから下着の予備は多めの方がいいよ、それから、スケベおやじの地縛霊にくれてやることもあるんだから、高い下着はいてたらモッタイないよ、スーパーで束になって売ってる安いやつで十分だからね」 そして、先輩はさっきのパンストをゴミ箱の中に投げ込んで、 「浴衣の下、何もはかなくていいか」と言って着替えを持って大浴場に行ってしまった、 添乗員の仕事、観光客の相手以外にもいろいろあるみたい、 添乗員同士で伝わる不思議なことも覚えなければならないから大変みたい でも、キヨミはこの仕事、結構気に入ってるみたい、
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