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第一幕
*新聞社オフィス*
1 「でもよ、デスクもデスクだぜ! いくら俺達が民芸部も担当してるからって、イベントの責任全部押し付けて、しかもステージにも出ろとかって、無茶じゃね。 これじゃ、イベント終わるまで休み無しじゃん」
2 「静かに、聞こえるよ」
1 「聞こえるように喋ってんだよ」
3 『おい佐藤、昔からこのイベントは、民芸部の仕事と決まっとるんだ。 それに、我が社からも、一組は出すとゆうのも昔からのしきたりだ。 つべこべ言わずにしっかりやってくれ。 それとな、お前らは知らんと思うが、ステージの出し物は、コンクールみたいなものだから、手を抜いたら、恥かくぞ』
2 「デスク、本当に私達も出ないといけないんですか?」
3 『もちろんだ。 社会部っぽいのやれよ! 漫才とかしたら承知しねえからな』
1 「あー、嫌だ嫌だ。 こんなのするんの、高校の文化祭以来だぜ。 どうする、幸世?」
2 「とりあえず、今度の休みの日まで考えて、私の家で計画練ろうよ」
1 「えっ、お前の家。 気使うから、俺のアパートでしようぜ」
2 「嫌よ。 秀生のアパート狭いし、臭いし、汚いもん」
3 『お前達が仲がいいのは分かっていたが、そうゆう関係なのか?』
2 「違います。 ただの幼馴染です」
1 「腐れ縁ですよ、デスク」
*照明アウト*
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