第二幕

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第二幕

*秀生はコタツに座り、幸世の声がする* 2  「父と母は外出中だけど、気にしないで。 ねえ、お茶とコーヒーどっちがいい?」 1  「どっちでも」 2  「そっけないんだから。 ちょっと待ってて」 *幸世入室* 2  「お待たせ。 それで宿題やってきた?」 1  「“イジメ”に関しての社説を俺とお前で書くことに成って、その会議等の会話を地で話す二人劇ってどう? 演技できなくても、普通に話せばいいから。 お前は?」 2  「案なんて考えてないよ。 どうせ、秀生は自分の意見を曲げないから、無駄な事はしないの。 それで、行こう!」 1  「自分勝っ手な奴」 2  「King of Selfishにそんな事、言われたくないわ。 でもどうして“イジメ”なの?」 1  「ん、、、まだ、煮え切って無いんだけどな、没個性とか、人間性の崩壊とか、社会制度の崩壊とか、そんなネガティブな事のカオスって感じなんだよな」 2  「ふーん」     
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