第二幕

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1  「まず、自分達とは違う人を"ウザィ"って言葉だけで全否定して、集団で一人だけを精神的にイタブリ殺す。  回りは自分だけが大切で、火の粉が飛んで来ない様に、見て見ないふりで、それで何時でもおびえてる。 でも、いったん、イジメは悪いとゆう風潮が広がりだすと、その黙んまりが、イジメをしてるリーダーを逆にハブって、排除。 暗黙のルールで、共同の敵を作り上げて、孤立させる」 2  「覚えてるかな、中学の時、女子からハブられてた子? 私は見ないふりしてたけど、秀生だけは、かばってたよね」 1  「そんな事ないよ。 吉川のグループは『何やってんだよ!』って、その場でぶつかってた。 でも、教師達に不良扱いされて、目付けられてたから、可哀想だった」 2  「私も何回か見た。 『なんだ、その頭は!』とか言われて、手洗いで髪の毛グシャグシャに濡らされて、学校から追い出されるの」 1  「三好だな、それ。 あいつ本当にセコクてズルい大人だった。 教頭とか校長にはヘラヘラしてるくせに、女子のはねかえりには、暴力的に指導する。 あんな奴、教師に成る資格ないぜ、、、俺、吉川達とは仲がよかったんだ」 2  「知ってる、少し妬いてた。 でも、秀生ってグレテル子達と仲よかったよね」 1  「あいつら、裏表無いからね。 でもさ、 男は喧嘩とかで終わるけど、女のイジメの方は陰険だよな。 無視とか、靴隠すとか、落書きとか、、、陰だよな」 2  「今はそうじゃないのよ、男の子も女の子みたいな、イジメをするのよ」 1  「男が弱く成ったんだ」 2  「男が強い弱いって、それって男女差別?」     
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